土木施工管理コース

CIVILENGINEERING

Case File

北澤土建が管理した現場事例

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Closely Cover

土木施工管理を行う社員に一日密着

金澤郁夫

1995年入社 新卒採用

10月某日、雨のち曇り
今は、上田と松本を結ぶ、バイパス道路の工事を進めています。今までの道路は住宅地を通っていて、道幅が狭く、急カーブも多かったので、安全確保のための工事です。

  1. 7時30分 出勤

    朝は、家から現場に直行します。タイムカードも日報も現場事務所で入力するので、工事期間中は会社に行くことはほとんどありません。今の現場では、2階建ての現場事務所を使っています。事務作業は主に、2階の部屋で行っています。
    出勤したらまず、その日の分の「作業指示書及び安全指示書」の作成をします。作業内容や使用機械、危険箇所などを記載します。

  2. 8時00分 朝礼

    朝礼では、現場事務所の1階に、その日の作業者全員が集まります。
    先ほど作成した指示書を基に、1日の作業内容の確認とKY活動を行います。KY(危険予知)では、事故を未然に防ぐために、行う作業の危険予知と対策について話し合います。

  3. 8時15分 図面の作成

    予想出来形展開図と呼ばれる図面を作成します。水路をどのくらい作ったかなど、最初の図面からの変更点を反映させた、実際のものを正確に表した図面です。最終的な工事費用を確定させるために描きますが、これを工事完了後に役所に提出します。だいたい工事が8割くらい進んだ段階で書き始めます。

  4. 8時50分 現状把握と調整

    現場事務所のすぐ横にある現場へ移動します。作業員の話を聞きながら、予定通りに作業が進められるか、遅れている原因は何かを把握します。特に雨の日はできる作業が限られるうえに、雨が止んでからも、流れてきた土砂を撤去する作業が必要になるので、日程の調整が必要になります。
    それ以外にも、協力会社と電話での進捗報告や必要な資材の再確認、納品日の調整などを毎日行います。

  5. 10時30分 図面の作成

    引き続き、予想出来形展開図の作成を行います。予想出来形展開図を描き始めると事務作業が多くなり、1日中事務作業をやっている日もあります。

  6. 12時00分 お昼休憩

    お昼は現場事務所で食べることが多いです。この日はコンビニのお弁当でした。
    しっかり食べて、午後の仕事に備えます。

  7. 13時00分 密度試験

    定期的に外部の方を呼んで、密度試験を行います。固めた後の土の密度が基準に達しているかどうかを数値で判断するものです。試験を行ってもらい、その結果を一緒に確認します。また、試験を行った証明として、試験結果と自分が一緒に写っている写真も残しておきます。

  8. 14時00分 現場巡回と事務作業

    現場の進捗を確認します。この日は雨で予定通りに作業が進まなかったので、具体的にどこまで進められるかを作業員と相談して決めます。
    現場事務所に戻って、図面の作成、電話対応などを行います。その日の工事内容にもよりますが、基本的に事務作業を行っている時間が長いです。

  9. 17時00分 退勤

    日報、タイムカードを入力します。
    会社には行かず、直帰することが多いです。

Interview

現役の施工管理技士に本音を聞いてみた

金澤

1995年 新卒採用

「なんとなく」から「面白い」へ

周りに流されてなんとなく、土木科の高校を選びました。なんとなくで入ったものの、勉強してみると面白くて、バックホーなどのでかい重機に乗ってみたいと思うようになりました。
北澤土建のことは、高校に来た求人票で知りました。土木関係の職種で探していて、当時は、とにかく給料がいいところで働きたい、それしか考えてなかったです(笑)
施工管理の仕事をしていて、思った通りに形になった時、できあがった時が、やっぱりいちばん面白いと感じますね。

段取り8分、仕事2分

「段取り8分、仕事2分」っていうじゃないですか。段取り、準備をとにかく大切にしています。準備がちゃんとできてたら、仕事で困らないし、質が上がります。
工事前の近隣への挨拶回りも大切だと思っていて、工事中に会った人にも挨拶をしたり話を聞いたりしています。そこで、草刈りが大変だからなんとかしてほしい、などの要望をいただき、防草シートを導入することも。大規模な工事が必要になるときは、役所に対して「地元からこういう要望がありましたよ」と相談することもあります。皆様からの信頼があって、成り立っている仕事ですからね。

危険を減らす工事

今は平井バイパスの工事をしています。通行しにくい所を通行しやすくする工事です。具体的には、道幅が狭くて大型車のすれ違いが怖い所を広げたり、カーブが急なところを緩やかにして走りやすいようにしたりしています。
天気に左右される仕事なので、工程管理が一番大変です。雨が降ると作業もできないし、流れ込んだ土砂をどかす復旧作業も必要になります。納期に間に合うように、増員を検討したり、資材の納品スケジュールを変更したりします。

1つ1つの現場を安全に

一番印象に残っているのは、やっぱり令和元年の台風19号です。現場の様子を見に行ったら、途中から道がガタガタで、車を降りて歩いて向かいました。道路が川に流されていたり、橋が落ちたりしました。 とにかく復旧に集中していました。通った人が「ご苦労さん」と声をかけてくれて、頑張ろう、と思いました。 今後も事故なく過ごしたいですね。1つ1つの現場を安全に、作業員全員の安全が一番大切です。

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